日本脳炎とは
日本脳炎とは、日本脳炎ウイルスに感染した蚊に刺されることで発症する重篤な脳炎です。
日本脳炎は予防接種で防ぐことができますが、発症すると高い致死率や後遺症のリスクがあります。
この記事では、日本脳炎の症状、診断、治療、予防などについて解説します( ..)φメモメモ
日本脳炎の症状
日本脳炎の潜伏期間は6日から16日ですが、感染してもほとんどの人は無症状か軽症で済みます。
感染者の約1000人に1人が日本脳炎を発症するといわれています。
日本脳炎を発症すると、以下のような症状が現れます👇
- 高熱
- 頭痛
- 嘔吐
- 意識障害
- 麻痺
- 痙攣
- 精神障害
日本脳炎は脳の視床という部分に炎症を起こすことが多く、
視床病変と呼ばれる特徴的な画像所見が見られます。
視床は運動や感覚、意識、睡眠などに関与する重要な部位である為、
日本脳炎は重篤な神経障害を引き起こします。
日本脳炎の診断
日本脳炎の診断は、症状や画像検査のほか、血液や髄液からウイルスや抗体を検出することで行われます。
以下のような方法があります☟
ウイルス分離
血液や髄液からウイルスを分離する方法ですが、感染初期にしかウイルスが検出されないため、
感度が低く、困難な場合が多いです💦
RT-PCR
血液や髄液からウイルスの遺伝子を検出する方法ですが、
ウイルス分離と同様に感染初期にしかウイルスが検出されないため、感度が低いです😅
抗体検査
血液や髄液からウイルスに対する抗体を検出する方法です🩸
感染後に抗体ができるまでに時間がかかるため、感染初期には陰性になることがあります。
その場合は、ペア血清と呼ばれる感染前後の血液を比較することで診断が可能です。
日本脳炎の治療
日本脳炎には特効薬がありません!!!!!!!!!!!!!!!
治療は対症療法と呼ばれる、症状に応じた支持療法が中心です。
例えば、以下のような治療が行われます↓
- 解熱剤や鎮痛剤で熱や頭痛を和らげ💊
- 抗痙攣剤や筋弛緩剤で痙攣や麻痺を抑える
- ステロイド剤や免疫グロブリンで炎症を抑える
- 人工呼吸器や輸液などで生命維持をする
日本脳炎の予後は、発症した人の20~40%が死亡し、
生存者の45~70%が精神障害などの後遺症を残すといわれています。
後遺症の程度は、発症時の重症度や治療の早さによって異なります。
日本脳炎の予防
日本脳炎の予防には、ワクチン接種と蚊の対策が重要です。
ワクチン接種💉
日本脳炎のワクチン接種は、日本では定期接種として実施されています。
ワクチン接種により、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができます。
ワクチン接種のスケジュールは以下の通りです☟
1期接種
3歳から4歳の間に2回(6~28日の間隔をおく)、その後おおむね1年の間隔をおいて(4歳の時に)1回
2期接種
9歳から10歳の間に1回
ワクチン接種は、市町村が実施主体となっていますので、詳細については、
市町村の予防接種担当課にお問い合わせください。
蚊の対策🦟
日本脳炎は、コガタアカイエカという蚊に刺されることで感染します。
コガタアカイエカは日没後から夜間にかけて活動する蚊で、水田や河川などの水辺に多く生息します🌇
蚊の対策としては、以下のような方法があります⇩
- 屋外での長袖・長ズボン・帽子の着用👔
- 蚊よけスプレーやローションの使用
- 蚊帳や蚊取り線香の使用
- 蚊の発生源となる水たまりやゴミの除去
まとめ
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスに感染した蚊に刺されることで発症する重篤な脳炎です。
日本脳炎は予防接種で防ぐことができますが、発症すると高い致死率や後遺症のリスクがあります。
日本脳炎は、予防接種と蚊の対策で予防できる病気です。
感染の可能性がある地域に行く場合は、事前にワクチン接種を受けることや、
蚊に刺されないように注意することが大切です。
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健康管理食専門の配食サービス業を営みつつ「健康」に関する情報を発信しながら「明るい引きこもりな子供2人」と生きる精神疾患をもったシングルファーザーでもある筆者が各種障害についての情報も同時に綴るダブルトランスミッションブログ!!!!!!!!!!!!!