五十肩、別名「肩関節周囲炎」とは

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五十肩(肩関節周囲炎)とは!?

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五十肩(肩関節周囲炎)とは、肩の痛みや動きの制限を引き起こす病気です。

五十肩という名前は、中年以降に多く発症することからつけられましたが、
実際には年齢に関係なく起こり得ます

五十肩の原因

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五十肩の原因は、肩関節の周囲にある組織の炎症や癒着です。

肩関節は、上腕骨と肩甲骨が関節面で接する部分で、関節包という袋で覆われています

関節包の中には、滑液という液体があり、関節の動きをスムーズにします

また、肩関節の動きを助ける筋肉や腱も関節の周囲にあります

五十肩では、関節包や滑液包(肩峰下滑液包という部分)が炎症を起こし、
腫れたり厚くなったりします

これにより、関節の動きが制限され、痛みが生じます

さらに、関節包や滑液包が癒着してしまうと、関節の動きがさらに悪くなります。

これを拘縮または凍結肩と呼びます

五十肩の炎症や癒着の原因

以下のような要因が関係していると考えられています👇

関節の老化

年齢とともに、関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などの組織が劣化して、
炎症や癒着が起こりやすくなります

過度な負荷

肩に重いものを持ったり、長時間同じ姿勢でいたり、
スポーツなどで肩を使い過ぎたりすると、関節に過度な負荷がかかり、
炎症や癒着が起こりやすくなります

内分泌異常

糖尿病や甲状腺機能低下症などの内分泌異常があると、関節の代謝が悪くなり、
炎症や癒着が起こりやすくなります

免疫異常

関節リウマチや全身性エリテマトーデスなどの免疫異常があると、
自己免疫反応によって関節に炎症が起こりやすくなります

五十肩の症状

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五十肩の症状は、以下のように3つの段階に分けられます☟

炎症期:関節の周囲に炎症が起こり、肩に激しい痛みが生じます

     痛みは動かすときだけでなく、夜間にも強くなり、眠れないほどになることもあります

     この期間は約3ヶ月ほど続きます

拘縮期:関節の周囲に癒着が起こり、肩の動きが制限されます

     痛みは少し和らぎますが、髪を整えたり、服を着替えたりすることが困難になります

     この期間は約6ヶ月ほど続きます

回復期:関節の周囲の組織が徐々に柔らかくなり、肩の動きが回復していきます

     痛みもほとんどなくなります

     この期間は約3ヶ月ほど続きます

五十肩の治療法

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五十肩の治療法は、症状の段階に応じて以下のように行われます👅

炎症期:痛みを和らげるために、消炎鎮痛剤の内服や関節内注射が行われます💉

     また、三角巾やアームスリングなどで肩を安静に保ちます

     この期間は、無理に動かすと痛みが増すので、動かさない方が良いとされています

拘縮期:関節の動きを回復させるために、温熱療法や運動療法が行われます🏃‍♂️

     温熱療法は、ホットパックや入浴などで肩を温めて血流を改善します🛀

     運動療法は、拘縮を予防するストレッチや筋力を強化するトレーニングを行います

     この期間は、痛みを我慢してでも動かすことが重要です

回復期:関節の動きをさらに改善させるために、運動療法を継続します

     また、日常生活で肩を使うことも大切です

     この期間は、自然に治癒することが多いです

五十肩の治療は、基本的には保存的な方法で行われますが、これらの方法で改善しない場合は、
手術(関節鏡など)を行うこともあります🏥

手術では、関節の周囲の炎症や癒着を除去して、関節の動きを改善します👨‍⚕️

まとめ

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五十肩は、肩関節の周囲に炎症や癒着が起こる病気です。

症状は、炎症期拘縮期回復期の3つの段階に分けられます

治療法は、症状の段階に応じて、消炎鎮痛剤や関節内注射、温熱療法や運動療法などが行われます

手術は、保存的な方法で改善しない場合に行われます

五十肩は、自然に治ることもありますが、放置すると日常生活が不自由になるばかりでなく、
関節が癒着して動かなくなることもあります

早期に診断を受けて、痛みとさようなら出来る毎日を取り戻しましょう

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この記事を書いた人Wrote this article

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健康管理食専門の配食サービス業を営みつつ「健康」に関する情報を発信しながら「明るい引きこもりな子供2人」と生きる精神疾患をもったシングルファーザーでもある筆者が各種障害についての情報も同時に綴るダブルトランスミッションブログ!!!!!!!!!!!!!

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