身体検査の検査項目「腹囲」が基準値を超えた方へ

この記事は約 3 分で読めます

22698919

腹囲が基準値をオーバーした時のデメリットについて、わかりやすく説明します

腹囲とは、おなかの一番太い部分を測った長さのことです

腹囲が大きいということは、内臓の周りに脂肪がたまっているということです

この内臓脂肪は、健康に悪影響を及ぼす物質を分泌したり、血管を圧迫したりするため、
さまざまな病気の原因になります

具体的には、以下のようなデメリットがあります


①内臓脂肪が多いと、インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きが悪くなります

 その結果、血糖値が高くなり、糖尿病になるリスクが高くなります

 糖尿病は目や心臓、神経などの合併症を引き起こす恐れがあります


②内臓脂肪が多いと、血圧を上げる物質や血液を固まりやすくする物質が増えます

 その結果、血圧が高くなりやすくなり、高血圧になるリスクが高まります
  
 高血圧は、心臓や脳の血管に負担をかけるため、
 心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす危険が高まります


③内臓脂肪が多いと、悪玉コレステロールという動脈硬化を進める物質が増えます

 その結果、動脈硬化が進みやすくなり、血管が狭くなったり詰まったりするリスクが高まります

 動脈硬化は、心臓や脳だけでなく、足や目などの抹消の血管にも影響を及ぼし、
 機能低下や壊死などの重篤な合併症を引き起こす可能性があります


④内臓脂肪が多いと、肝臓で中性脂肪というエネルギー源としての脂肪が過剰に作られます

 その結果、中性脂肪が血液中に増えてしまいます

 中性脂肪は、運動不足や食べ過ぎなどで消費されずに残ってしまうと、
 内臓脂肪や皮下脂肪として蓄積されたり、動脈硬化を促進したりします


⑤内臓脂肪が多いと、癌(がん)や認知症の原因になることもわかってきました

 内臓脂肪から分泌される物質は、細胞の増殖や老化を促進したり、
 免疫系の働きを低下させたりすることで、癌や認知症の発症リスクを高める可能性があります

以上のように、内臓脂肪が多いと、生活習慣病やその合併症になりやすくなり、
寿命や生活の質を低下させる恐れがあります

腹囲が基準値をオーバーした場合は、食事や運動などの生活習慣の見直しを行い、
内臓脂肪を減らすことが大切です

この記事を書いた人Wrote this article

yokoyama-premium

健康管理食専門の配食サービス業を営みつつ「健康」に関する情報を発信しながら「明るい引きこもりな子供2人」と生きる精神疾患をもったシングルファーザーでもある筆者が各種障害についての情報も同時に綴るダブルトランスミッションブログ!!!!!!!!!!!!!

TOP