高脂血症とは、血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪等)の濃度が異常に高くなる状態の事です
高脂血症は、自覚症状がないまま進行し、
動脈硬化を引き起こして心筋梗塞や脳卒中などの重大な疾患につながる可能性があります
高脂血症の原因は、遺伝的な要素や生活習慣の乱れによるものが多く、特に食事が大きく影響します
高脂血症の予防と対策について、以下にご紹介します
高脂血症の予防と対策
高脂血症の予防と対策には、主に以下の3つのポイントがあります
- 食事の改善
- 運動の習慣化
- 投薬治療
食事の改善
食事は、血液中の脂質を増減させる最も重要な要因です
食事で摂取した脂質は、消化吸収されて血液に入りますが、必要以上に摂取すると、
余分な分が中性脂肪として貯められたり、コレステロールとして動脈壁に沈着したりします
そのため、食事で摂取する脂質の量や種類に注意する必要があります
具体的には、以下のような食事を心がけましょう
- 動物性脂肪(肉や乳製品など)やトランス脂肪(マーガリンやショートニングなど)を控える
- 植物性油(オリーブ油や菜種油など)や青魚(サバやイワシなど)に含まれる不飽和脂肪酸を積極的に摂る
- 大豆製品(豆腐や納豆など)や海藻類(昆布やわかめなど)に含まれるイソフラボンや食物繊維を多く摂る
- 野菜や果物をたっぷり摂り、ビタミンやミネラルを補う
- アルコールや甘いものをほどほどにする
運動の習慣化
運動は、血液中の脂質を改善する効果があります
運動することで、中性脂肪をエネルギーとして消費したり、
HDLコレステロール(善玉コレステロール)を増やしたりできます
また、運動は体重管理やストレス解消にも役立ちます
具体的には、以下のような運動を心がけましょう
- 中強度以上の有酸素運動(歩く・走る・自転車・水泳など)を毎日30分以上定期的に行う
- 筋力トレーニング(ダンベル・マシン・筋トレアプリなど)を週2回以上行う
- 日常生活で階段を使ったり歩いたりする機会を増やす
投薬治療
食事や運動だけでは、血液中の脂質が十分に改善されない場合があります
そのような場合は、医師の指示に従って、脂質を下げる薬を服用する必要があります
薬には、様々な種類があり、それぞれに作用機序や副作用が異なります
自己判断で服用したり中止したりしないでください
具体的には、以下のような薬があります
- スタチン(アトルバスタチンやフルバスタチンなど):肝臓でのコレステロールの生成を抑える
- コレステロール吸収阻害剤(エゼチミブなど):小腸でのコレステロールの吸収を抑える
- フィブラート(ベザフィブラートやフェノフィブラートなど):中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やす
- ニコチン酸(ニコチン酸やニアシンなど):中性脂肪とLDLコレステロールを減らし、HDLコレステロールを増やす
まとめ
高脂血症は、自覚症状がなくても、心臓や脳の病気につながる危険な状態です
高脂血症の予防と対策には、食事の改善、運動の習慣化、投薬治療が必要です
定期的に血液検査を受けて、血液中の脂質の値をチェックしましょう
また、医師や栄養士などの専門家に相談して、自分に合った方法を見つけましょう
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健康管理食専門の配食サービス業を営みつつ「健康」に関する情報を発信しながら「明るい引きこもりな子供2人」と生きる精神疾患をもったシングルファーザーでもある筆者が各種障害についての情報も同時に綴るダブルトランスミッションブログ!!!!!!!!!!!!!