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目次Outline
疥癬とは
疥癬とは、ヒゼンダニというダニが皮膚に寄生して起こる皮膚感染症です。
ヒゼンダニは肉眼ではほとんど見えないほど小さく、皮膚の最も外側にある角質層にもぐり込みます。
ヒゼンダニはメスが皮膚にトンネルを掘り、その中に卵を産み続けます🥚
卵は数日で孵化し、約2週間で成虫になります。
成虫は皮膚の表面で交尾し、繁殖を続けます。
ヒゼンダニの寄生や排泄物に対して、人の免疫系が反応して炎症を起こします。
これが疥癬の症状の原因です！
疥癬の症状
疥癬の主な症状は、以下のとおりです👇
激しい痒み
疥癬の最も特徴的な症状です。
ヒゼンダニに対するアレルギー反応によって起こります。
特に夜になるとかゆみが強くなり、
睡眠障害やストレスを引き起こすこともあります🌃
ただし、高齢者や免疫力が低下している人は、
かゆみをあまり感じないこともあります👴
赤いブツブツ
疥癬のもう一つの代表的な症状です。
ヒゼンダニの抜け殻や糞に対するアレルギー反応によって起こります。
胸やお腹、腕、太ももなどに赤い小さな丘疹（きゅうしん）がみられます👀
男性では陰部に結節と呼ばれる数ミリのしこりがみられることもあります👨
疥癬トンネル
疥癬特有の症状です。
ヒゼンダニが皮膚に掘ったトンネルが皮膚の上に線状に見え、長さは数ミリ程度で、
手首や手のひら、指の間、指の側面、アキレス腱などに多くみられます👐
疥癬の症状は、身体の左右対称に現れることが多いです。
つまり、右手に症状が出れば左手にも出ることが多いです✋
疥癬は顔や頭にはほとんど出ませんが、
乳児や免疫力が低下している人は顔や頭にも症状が出ることがあります👶
疥癬の種類
疥癬には、通常疥癬と角化型疥癬の2種類があります。
違いは次の表のとおりです⇩
| 通常疥癬 | 角化型疥癬 | |
|---|---|---|
| ヒゼンダニの数 | 数十匹以上 | 100万～200万匹 |
| 患者の免疫力 | 正常 | 低下している |
| 感染力 | 弱い | 強い |
| 主な症状 | 赤いブツブツ・疥癬トンネル | 角質増殖 |
| かゆみ | 強い | 不定 |
| 症状が出る部位 | 顔や頭を除いた全身 | 全身 |
通常疥癬
通常疥癬は、感染力の弱い疥癬で、ヒゼンダニの数は数十匹程度です🐛
赤いブツブツや疥癬トンネルがみられ、かゆみは強く、特に夜になるとひどくなります🌌
顔や頭を除いた全身に症状が出ます。
角化型疥癬
角化型疥癬は、感染力の強い疥癬で、ヒゼンダニの数は100万～200万匹にもなります。
皮膚の角質が厚くなり、灰色～黄白色でざらざらしたカキ殻のような状態になります。
かゆみは人によって異なり、かゆみがない場合もあります。
全身に症状が出ます。
角化型疥癬は、免疫力が低下している人に起こりやすいです。
免疫力が低下すると、ヒゼンダニに対する抵抗力が弱くなり、
ヒゼンダニが異常に増殖します。
免疫力が低下する原因は、以下のようなものがあります👇
・ステロイド内服薬の長期使用💊
・HIV感染症やエイズ
・白血病やリンパ腫などの悪性腫瘍
・腎臓や肝臓の機能障害
・高齢👵
角化型疥癬は、通常疥癬よりも治療が難しく、感染の拡大を防ぐためには、
周囲の人や物にも注意が必要です。
疥癬の検査
疥癬の検査・診察は、皮膚科で行われます🏥
疥癬を疑わせる症状がある場合は、できるだけ早く皮膚科を受診しましょう。
疥癬の検査は、以下のような方法で行われます☟
皮膚科の診察
疥癬の症状が出ている部位や、疥癬に感染した可能性のある人との接触歴などを聞きます👂
また、皮膚の状態をよく見て、赤いブツブツや疥癬トンネルなどの特徴的な変化がないか確認します👁
疥癬は顔や頭にはほとんど出ないので、それらの部位に症状がある場合は、
他の皮膚病の可能性も考えられます。
顕微鏡検査
疥癬の確定診断には、ヒゼンダニやその卵を顕微鏡で見つけることが必要です🔬
疥癬トンネルや皮膚の隆起している部分から、ピンセットやハサミで皮膚の一部を切り取ります🔪
切り取った皮膚をスライドガラスにのせて、水酸化カリウム（KOH）をたらし、
カバーガラスをのせて顕微鏡で観察します。
このとき、ヒゼンダニの虫体、脚、卵、抜け殻、糞などを見つけることができれば、疥癬と診断されます。
しかしヒゼンダニの数は少なく、検出できるのは10％～70％程度といわれています。
そのため、検査が陰性でも、疥癬を除外できない場合は、
期間を空けて繰り返し検査を行うことがあります。
ダーモスコープ検査
ダーモスコープとは、皮膚を拡大して見ることができる装置です🔍
ダーモスコープを使って、疥癬トンネルの先端部にヒゼンダニがいるかどうかが確認できます。
ヒゼンダニは黒褐色の頸体部と前二対の脚、続いてほぼ透明な円形の虫体が見えます。
ダーモスコープでヒゼンダニを見つけることができれば、疥癬と診断されます。
ただし、ダーモスコープ検査は保険適用外で、自費で行う必要があります💸
まとめ
以上が疥癬の検査・診断についての説明です。
疥癬は早期発見と早期治療が重要です。
もし激しい痒みや赤いブツブツなどの症状がある場合は、出来るだけ早く皮膚科を受診してください👩⚕️
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健康管理食専門の配食サービス業を営みつつ「健康」に関する情報を発信しながら「明るい引きこもりな子供2人」と生きる精神疾患をもったシングルファーザーでもある筆者が各種障害についての情報も同時に綴るダブルトランスミッションブログ！！！！！！！！！！！！！
